販売代理店にいた時のAppleの思い出 [日記]
以前、Apple製品をAppleから仕入れて、小売店に卸す会社に勤めていました。その当時、Appleから直接仕入れることができる「一次代理店」は日本でも数社だったと思います。(キヤノン販売やソフトバンクなどの大手PC系商社のみ)
ジョブズ以前のApple製品は、小売が価格競争しまくりでどんどん値段が下がり、それに押し切られる形で卸業者同士もどんどん値段を下げていって、額面の赤字が当たり前、販売奨励金でなんとか利益にする、という感じでした。人気の商品はすぐなくなるのに、不人気商品はとんでもない数の在庫をAppleに押し付けられ、倉庫は満杯。新人研修で行った物流センターにPerformaがうず高く積まれている様子は圧巻でした(笑)
そしてジョブズの復帰。スカリー時代のMacintosh IIsiからMacを使い始めた僕にとっては、ジョブズは「帰ってきた」というより、すごいやつが来た、という感じでした。
Appleは苦境にあったとはいえ、PowerMacintosh G3は好評でした。世の中はWindows一色でしたが、僕の担当だった法人関連、特にDTP関連や音楽関連のお客さんはMacが無いと話にならない、という状態。G3本体に加えて、QuarkXPressとPhotoshopとIllustratorと、OKIのページプリンタにモリサワのPostScriptフォント、この辺りのセットを何台売ったかわかりません。
劇的に変わったのは、iMacの発売の時です。iMacが発表された時から、社内も小売店もものすごい期待でした。Mac史上始めての「黙っていても売れる商品」と期待されました。先走った小売店は先行予約を開始するなどお祭りムード。
ところが、iMacはそれまでの売り方を一気に変える流通改革の第一歩でした。今思うと、ここに手腕を発揮したのが現CEOのティム・クックなんですね。
iMac以前の商品は、Appleから仕入れてどこに売っても構いませんでした。ところが、iMacはAppleが認めた小売店にしか降ろせない、という制約が課せられたのです。Appleが認める小売店とは、大規模で統制が効いて、なにより「安売りをしない」店でした。当然、これまで安売り競争をしていた秋葉原を中心とする小規模な店にはiMacを降ろせず、クレームの嵐。中には政治家経由で圧力を掛けてくる店もあるなど、かなりの反発でした。MacMastersが有名無実化して廃止になるのもこの頃です。「MacMasterなのにウチはiMac売れないのかよ!」というクレームも何件もありました。
「安売りをしない」ということは決まった価格でしか売れないということなので、公正取引委員会から調査が入るなどしましたが特にお咎めはなかったみたいですね。(今でも全部の店が同じ価格ですし)
製品もすごいですが、こういう流通改革でAppleは復活したんですね。
ジョブズ以前のApple製品は、小売が価格競争しまくりでどんどん値段が下がり、それに押し切られる形で卸業者同士もどんどん値段を下げていって、額面の赤字が当たり前、販売奨励金でなんとか利益にする、という感じでした。人気の商品はすぐなくなるのに、不人気商品はとんでもない数の在庫をAppleに押し付けられ、倉庫は満杯。新人研修で行った物流センターにPerformaがうず高く積まれている様子は圧巻でした(笑)
そしてジョブズの復帰。スカリー時代のMacintosh IIsiからMacを使い始めた僕にとっては、ジョブズは「帰ってきた」というより、すごいやつが来た、という感じでした。
Appleは苦境にあったとはいえ、PowerMacintosh G3は好評でした。世の中はWindows一色でしたが、僕の担当だった法人関連、特にDTP関連や音楽関連のお客さんはMacが無いと話にならない、という状態。G3本体に加えて、QuarkXPressとPhotoshopとIllustratorと、OKIのページプリンタにモリサワのPostScriptフォント、この辺りのセットを何台売ったかわかりません。
劇的に変わったのは、iMacの発売の時です。iMacが発表された時から、社内も小売店もものすごい期待でした。Mac史上始めての「黙っていても売れる商品」と期待されました。先走った小売店は先行予約を開始するなどお祭りムード。
ところが、iMacはそれまでの売り方を一気に変える流通改革の第一歩でした。今思うと、ここに手腕を発揮したのが現CEOのティム・クックなんですね。
iMac以前の商品は、Appleから仕入れてどこに売っても構いませんでした。ところが、iMacはAppleが認めた小売店にしか降ろせない、という制約が課せられたのです。Appleが認める小売店とは、大規模で統制が効いて、なにより「安売りをしない」店でした。当然、これまで安売り競争をしていた秋葉原を中心とする小規模な店にはiMacを降ろせず、クレームの嵐。中には政治家経由で圧力を掛けてくる店もあるなど、かなりの反発でした。MacMastersが有名無実化して廃止になるのもこの頃です。「MacMasterなのにウチはiMac売れないのかよ!」というクレームも何件もありました。
「安売りをしない」ということは決まった価格でしか売れないということなので、公正取引委員会から調査が入るなどしましたが特にお咎めはなかったみたいですね。(今でも全部の店が同じ価格ですし)
製品もすごいですが、こういう流通改革でAppleは復活したんですね。









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